変化に対応

組織委員長  泉  薫(36期)

組織委員会の前身は「拡張委員会」と言い、文字通り会員を増やして友新会の勢力を拡張することが目的でした。その背景には、修習生の数が少なくて売り手市場であったことが挙げられます。ところが、修習生が大幅に増員された昨今では、組織委員会の活動も大幅に変わってきています。修習生を友新会の会員の事務所に紹介するという従来型の活動の外に、採用事務所の開拓のための座談会の開催や、新人弁護士の研修や親睦のための会合などがなされています。また、新60期においては、各会派が別個に開いていた修習生向け就職説明会を、弁護士会館で合同開催するという試みもなされました。(友新会は、会派によるお見合い会も独自に開催しました。)大量の就職浪人が出るかもしれないという情勢を受けて、修習生の就職先を確保するという弁護士会の使命を、会派が下支えするということが求められるようになったのです。藤木前委員長の「修習生の採用をお願いします」(友新72号)という記事は、まさにこのような事情を反映しています。

本年度も、現行と新の61期生が、合計2千数百名誕生します。新61期生の大阪への配属は、400名近くなると言われています。従来型のお見合い会形式では限界に近づいているとも思われますが、副委員長を始めとする優秀な委員の英知を集めて、難題に取り組んでいきたいと思います。

以上