平成24年度 執行部就任のご挨拶

友心伝心 Pay it forward

平成24年度友新会執行部

平成24年度友新会
 幹事長  三木秀夫
 副幹事長 吉村信幸、瀬川武生、向井太志
      韓 雅之、黒田厚志

4月1日から、伝統ある友新会の113年目の執行部を担当させて頂くことになりました。精一杯力を尽くして頑張りたいと考えておりますので、なにとぞ、会員の皆さまにおかれましては、ご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。


「友心伝心 Pay it forward」

本年度は、2つの意味で非常に重要な年になります。

まず、藪野恒明大阪弁護士会会長(日弁連副会長兼務)を送り出した当会は、会長会派として、その活動を全面的に支援していかなければなりません。

また、昨年度の機構改革検討特別委員会の答申を受け、選考委員会以外の従来の6つの委員会を、研究、企画調査、ホームページ、会報、親睦、 業務対策、新人交流、組織活性化という8つの委員会に再編し、全く新しい姿となりました。この機構改革をバネにして、今の時代にマッチした役割を果たせる友新会にしていきたいと考えます。

その始めの年にあたって、私たちは、「友心伝心 Pay it forward」という標語を掲げることにいたしました。

「友心伝心」は、友新会をこれまで支えて来られた先輩方の精神と考え方に学び、現在の仲間との語らいを通じて研鑽し合い、そこでの心を、新たな仲間にも伝え、さらに広く社会に伝えながら、あるべき司法をともに目指していこうというものです。

他方で、新しい時代に新しい手法で勝ち抜いていくには、古い概念や通念を思い切って捨てる勇気も必要です。現在を生きる私たちは、過去の知恵に学びつつ、時代の流れを冷静に読み取り、そこに無限の可能性を見つけ出し、意見を出し合いながら自らのあるべき姿をデザインしていきましょう。

いつの時代でも基本は互いに学び合い、心を通じ合うことだと思います。それによって、一人では学べない知識と洞察力が備わり、新しい考え方も生まれてきます。そのためには情報が必要です。それも書物で得るだけではなく、実際に自分で見たり、聞いたり、あるいは人と接して得る生きた情報が重要です。そういった場に、友新会がなるように、皆さまのご協力をお願いいたします。

「Pay it forward」は、「次へ渡そう」の意味を持っています。新たにスタートする新しい組織を有した友新会を、目的を見失うことなく離陸させて、次世代に渡していきたいと考えます。人が集まり、組織となって、組織が頭脳を生み出し、新しい時代の方向性を示していけば、世界は変わっていくものと信じます。次の時代に向けて、私たちは動いていこうではありませんか。

なにとぞ、1年間、よろしくお願いいたします。

以上