ようこそ!友新会へ

大阪弁護士会には、弁護士の有志で作る会派が7つあります(※)。友新会は、その中でも明治32(1899)年4月に創立された、もっとも歴史のある会派です。

任意団体として、創立してから100年以上続いていることは希有なことではないでしょうか。大阪弁護士会の歴史をまとめた資料の1つである「大阪弁護士史稿」(昭和13年発行)には、友新会結成について、次のように記載されています。

「明治32年4月、武内作平、岩崎幸治郎、高窪喜八郎、中井隼太、内藤正知等相謀り長短相益し風紀を振起し、品位を高尚にし信用を増進するの目的をもって明治30年以降判事検事登用試験及び改正弁護士試験に及第し弁護士として大阪に居住する者の一団体を組織し、名づけて友新会という、友新とは新人を友とするの謂なり。

ついで白川朋吉、竹田廣助、石黒行平、安藤柱、上村豊、中村儀蔵、板野友造、岸本市太郎等陸続入会したり、会員は少壮気鋭の人多く行動活発にして、法曹界のことのみならず、往々、時事問題を捉え、演説会を開きて意見を発表したれば、名声次第に加われり。」

友新会の会員数は615名(平成23年5月16日現在)で、大阪弁護士会の一翼を担っています。

友新会の組織としては、総会(臨時総会を含めますと年3~4回開催が慣例です)が最高意思決定機関で、通常の運営は、幹事長1名、副幹事長4名で構成される執行部がその運営にあたっています。重要事項は月1回開催される幹事会で決定され、友新会から推薦する大阪弁護士会役員候補者たるべき者は、選考委員会で選考され、総会決議を経て役員候補者となります。

友新会には、研究、企画調査、講演、広報、親睦、組織の各委員会や、評議員会、相談役、監査役が設けられ、日々活発に活動しています。

※7つの会派は、友新会のほか、一水会、五月会、春秋会、法曹公正会、法曹同志会、法友倶楽部です。