今川副会長に突撃取材!

広報委員会では、今川副会長が普段どんな部屋でどんな仕事をしているのか、役員室に突撃取材してきました。

今川副会長近影Q まず、役員室に入って驚いたのが、その静かさです。それに、机が広いですね。役員室の居心地や、設備の感想はどうでしょうか?
A 非常に快適です。設備に不満を持ったことはありませんね。もともと、私はその場所に安住するタイプですので、不満点が出ないのかもしれませんが(笑)。
また、事務所では電話がしょっちゅうかかってくるのですが、役員室では、それ程ではありません。そういう点では、事務所に比べ、非常に静かに仕事ができるのはありがたいことです。
ただ、私の席が窓側に位置していることもあり、今の時期の日中は、非常に暑つく感じます。
Q 副会長の業務として、主要なものを挙げるとすれば、どのようなものが考えられますか?
A 普段の主な仕事は、自分の担当委員会の決裁、正副会長会、副会長会の議案についての討議、23条照会の決裁をすることですね。
私は、日弁連の理事会と近弁連の理事会を担当していますので、その関係の仕事も多いです。また、委員会では、法72条問題、憲法問題、司法改革、民暴等の委員会をメインで担当し、サブとして、市民窓口、綱紀、懲戒、倫理の各委員会を担当しています。
Q 役員室へのアクセスについてお聞きします。一般会員が役員室で面談をする際、どんな用事で来られることが多いのでしょうか?
A 大きく分けて3点ですね。
1点目は、相談です。たとえば、若手の先生から、業務改革で自分はこういうことをしたい、ついては会規上問題ないか相談に乗って欲しい、というようなことです。相談に乗るだけでなく、相談に関連する委員会担当の副会長を紹介することもあります。 2点目は、情報提供です。たとえば、非弁関係です。会員が代理をしている事件で、その相手方の代理人が非弁をしているような事件について、情報提供を受けたりします。
3点目は、いわゆる「根回し」です。たとえば、各委員会で横断的な対応をしなければならない問題について、委員会をまたいで横の連携をとらないといけないときがあります。そういうときに、執行部の考え方を各委員会に伝えるという作業です。
Q 一般会員では、どんな人が役員室に出入りされるのでしょうか?
A 全く知らない人が来られるということはないですね。各副会長と何らかの接点のある方であれば、その副会長に連絡をしてこられます。
また、先ほど申し上げたように、担当委員会の関係で、委員長や担当副委員長等と打合せをすることがあります。 年配の方は、気軽に出入りされていますね(笑)。
今年度は、弁護士10年目までの若手会員と執行部との間で定期的に昼食会を開催しています。出席者も多く、活性化していますよ。
Q 一般会員が役員室に出入りするのは、邪魔にならないのでしょうか?
A それはほとんどないと思いますね。
Q 役員の1週間のだいたいのスケジュールはどうなっていますか?
仕事中の今川副会長A 毎週月曜の午前中は正副会長会がありますね。記者クラブとの懇談会を昼に入れる場合もあります。火曜は、月2回常議員会、幹事長会ですね。水曜は、月に1回、近弁連の理事会があります。木曜は、毎週副会長会があります。また、私は月1回(木曜日と金曜日)は日弁連の理事会に行きます。
それ以外は、基本的に担当委員会に出席することですね。 また、土曜日当番があり、副会長7名で手分けしています。9月からは多重債務者の日曜相談が開始されますので、日曜日も副会長で手分けして出てくることになります。
Q 役員室の秘書の方がおられますが、誰がどの副会長の担当か、決まっているのでしょうか?
A 特に決まってはいません。秘書は2人おりますが、2人で8人の面倒を見てくれています。 秘書には、基本的にメールで連絡しています。現在の執行部は、役員だけのメーリングリストで連絡を取り合っています。役員間のメールのやり取りは多いですね。 また、担当委員会の関係で、資料のファイリングが多いのですが、これは自分でやっています。
Q 大阪弁護士会が問題に対応するとき、最終的な会長の決定が下されるまでに、副会長はどのように関わっているのでしょうか?
A 私の感覚では、基本的には、約8割くらい副会長が単独で決裁していますね。主に担当委員会の決裁などです。
会長の決裁は、正副会長会のときに受けています。この会議は中身の極めて濃い会議です。会長は、月曜と火曜しか大阪におらず、日弁連の副会長としての会務がメインとなっています。
Q 役員室では、何時頃から何時頃まで執務されていますか?
A 私は日頃から朝型で執務しますので、弁護士会館が動きはじめる午前9時頃には役員室に入っていますね。私は、遅くなる用事がない限り、午後7時頃には役員室を出ます。
閉館の午後9時に、最後の退室者になると、役員室の施錠をしなくてはいけないわけですが、私がしたのは今まで数回ほどですね。基本的に朝型ですから。一番最後になった回数は、7人の副会長中7番目(一番少ない)と思います。
Q 普段、他の副会長と、どんな話をしているのですか?
A 自分の担当委員会についての意見交換をしたり、23条照会についての情報交換をしたりします。特に、23条照会では、見解が食い違わないよう統一することには気を配っています。
また、各自で悩んでいることを話して議論することもあります。
もちろん、他愛のない話をすることもありますよ(笑)。
Q 副会長になる前と、なった後で、最も変わったなと思うことは何ですか?
A 仕事の質が違うなと感じますね。今までは最終的に依頼者が決裁する仕事をしていれば良かったのですが、ここでは自分で決裁の印を押さなければならないですよね。自分が当事者になるんです。決裁書類だけだと、その意思形成過程が分からないので、一生懸命読まなければいけない。知らない間にストレスがたまります。自分が決裁者になると、文章の「てにおは」等細かな点まで気になりますよ。大阪弁護士会の書面として対外的に出て行く書面も多いですから、気を遣います。
ストレスという意味では、ストレスの質が違うのかもしれませんが、事務所で仕事をしているときのほうがストレスを感じませんね。発散できているのは事務所の弁護士と飲んだときですね。この前、会館の14階で事務所の若い人を呼んで、ビアパーティをやりました(笑)。
ただ、役員というのは、設定した目的の達成のために、戦略を立てて、その戦略に従って行動できるという意味で、責任感があっておもしろいと感じますね。
Q 会長や他の副会長の印象はどうでしたか?
A 非常に仕事がしやすい、と感じますね。
もちろん、最初は緊張していましたし、私はこれまで司法改革(法曹一元)を中心に委員会活動していましたので、それ以外のことは分からなかったのですが、分からないことは教えてもらえました。また、お互いに自分の意見をきっちり言う人が集まっていますので、議論もよくします。
会長も、日弁連の副会長を兼任し日弁連の会務があるので、ある程度は副会長に任せてもらえます。任せてもらえる方が、やりがいはありますね。
執行部のメーリングリストは、「チーム山田」という名前で作りましたが、まさにそのとおりになっていると思います。
Q 座席の場所はどうやって決めたのですか?
A くじ引きです。筆頭副会長の岩田さんの席だけは指定席でした。
筆頭の役割は、チーム山田のキャプテンとしてのまとめ役で、原則期が一番上の副会長が筆頭となります。
Q 今川副会長には一日どのくらいメールがくるのですか?
A 一日に50件ほどではないでしょうか。
Q 誰が一番要領よく業務をこなしていると思いますか?
A 私はけっこう要領いいと思いますよ(笑)。
役員室の内部影Q 所属事務所に戻る時間は?
A ほとんどありません。
Q 副会長の机から、友新会のホームページを見ることもありますか?
A あります。
Q 友新会のホームページに対するご感想はどうでしょうか?
A いいんじゃないですか?(笑)
本日は、ありがとうございました。

日 時:2007年8月22日(水)午後3時
場 所:大阪弁護士会館 役員室
訪問者:友新会広報委員会
      新谷 俊彦(54期)
      岸本 行正(59期)

以上