大阪弁護士会副会長レポート

大阪弁護士会副会長 山岸正和

1 はじめに

昨年12月の友新会臨時総会で副会長候補者にご推薦いただきましたが、早いものでもう1年が経ちました。4月に副会長に就任してからでもほぼ8か月が経過しました。

今年の三木執行部は「まかせとき 弁護士の力 全ての街に 全ての人に」というキャッチフレーズのもとに、他の6名の副会長とともに会務に励んでおります。

三木会長のレポートの後には、大阪弁護士会では、会長声明を3件、意見書を4件発表しました。

2 会長声明等

発表した会長声明としては、「オンライン接見の実現を求める会長声明」、「『送還忌避者のうち本邦で出生した子どもの在留特別許可に関する対応方針について』に対する会長声明」、「水俣病問題の全面解決を求める会長声明」があります。

3 行事など

9月17日には大運動会が開催されました。今年は長野で開催されました人権擁護大会が10月6日でしたので、例年よりも早い時期に開催され、天候にも恵まれたため、非常に暑い運動会となりました。暑い中でも、熱中症対策をとりながら、参加された皆様には競技に真剣に取り組んでいただき、楽しんでいただけたものと思います。途中ではリーガリューも登場し子供たちに人気でした。

4 リーガリュー

昨年度の執行部で選定されました大阪弁護士会のマスコットキャラクター「リーガリュー」については、様々なグッズを製作しています。クリアファイル、シール、ステッカー、ポケットティッシュといったものを製作し、他の弁護士会との交流会において配布したり、当会を訪問された来客に配布したりするなどしています。

マイボトルも製作し、大阪弁護士協同組合で販売しておりましたが、好評のため売り切れました。かわいいリーガリューのぬいぐるみも、好評のため売り切れておりますが、1月中旬には入荷され販売が再開される予定ですので一家に1つお買い求めいただければ幸いです。

さらに、リーガリューのLINEスタンプも販売しておりますので、大阪弁護士会の公式アカウントを友だち登録していただき、LINEスタンプもご購入いただきご利用いただければ幸いです。

5 法律相談1000円キャンペーン

11月と12月には、キャンペーンということで、通常相談料は30分5500円のところ、1000円(消費税込)で行われています。大阪弁護士会の法律相談の認知度を向上させるとともに、法律相談を活性化させることが目的です。

また、法律相談に関しましては、法律相談予約サイトの改修作業を進めており、来年夏ごろまでには弁護士を指定しての法律相談の予約ができるようになる予定です。

6 レターケース前の棚置きの廃止

現状は弁護士会館地下1階のレターケース前にチラシが棚置きされておりますが、環境負荷軽減のために、来年2月から大阪弁護士会発行のものは棚置きされなくなります。友新会の皆様におかれましては、会員専用サイトを毎日チェックいただくなどして大阪弁護士会からの情報を適時に確認していただきますようお願いいたします。詳細につきましては月刊大阪弁護士会12月号をご参照ください。

7 綱紀委員会への調査請求の公表

12月20日に、大阪弁護士会の会員について懲戒事由があると思料したため綱紀委員会へ調査請求したことを公表いたしました。多くのマスコミにおいて報道いただき反響も大きかったように思います。

公表した内容の概略は、①受任手続を任せていた事務員に弁護士名義を使用させたことが弁護士法27条に違反する、②回収することが困難であるにもかかわらず回収できる可能性が高いかのように誤認させるホームページの広告が弁護士等の業務広告に関する規程に違反する、③受任にあたって事件の見通しや処理の方法について説明しなかったことが弁護士職務基本規程に違反する、というものです。

全国には同様にホームページで集客している弁護士が複数存在していますので、このような業務を勧誘する業者も存在すると推測されますが、くれぐれもこのような業者からの誘いには乗らないようご注意ください。

また、国際ロマンス詐欺や特殊詐欺の被害を回復することは困難であると考えられていますので、安易に受任して依頼者に不満を持たれないよう、受任するにあたっては事件の見通しや処理の方法・着手金報酬金等について適切にご説明いただきますようお願いいたします。

8 最後に

残り3か月となりましたが、最後まで気を抜かずに会務にあたってまいりますので、引き続き、友新会の皆様のご支援ご協力をお願いいたします。

以上