就任のご挨拶

副幹事長 丹羽一裕(現61期)

このたび、友新会の副幹事長を拝命いたしました丹羽一裕と申します。副幹事長と申しましても、決して「偉い人」というわけではなく、友新会の会務に携わり、会員の方々のために奉仕する立場であると重々承知しております。正直なところ、私などが務め上げることができるのか、不安感も拭えません。しかしながら、引き受けた理由には、いくつかの思いがございます。

まず、今や事実上の最大会派は「無所属」であるという現状があります。多くの弁護士が会務に参加しないことによって、弁護士自治そのものが揺らいでしまうのではないか、という感覚があります。日弁連会長選の投票率の低さを見ても、危機感を覚えざるを得ません。弁護士自治が機能するためにも、多くの弁護士が会務に積極的に参加することが重要だと思っております。

また、私は前年度、友新会の「組織活性化委員会」の委員長を務めさせていただきました。その活動を通して、「こういった取り組みが誰かによって担われなければならないのだ」という自覚が芽生えたことも、今回の就任を決意する大きなきっかけとなりました。

皆、忙しい弁護士業務の中、「会務どころではない」というのも事実でしょうし、実際私自身も思ってしまってきたことです。そこで、会務を合理化し、そのハードルを下げるためにアイデアを出すことも私の役割かな、と勝手に思っております。

最後に、多くの先生方と知り合い、さまざまなご意見に触れる機会に恵まれるのは、大変貴重なことだと感じております。友新会の活性化に微力ながら貢献し、会派の発展につながるよう、力の限り務めさせていただく所存です。未熟ではございますが、皆様のお力添えを賜りながら、1年間の任期を精一杯全うしてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

以上