1年間、よろしくお願いします

世話人代表  近 藤 厚 志(50期)

皆さん、こんにちは。去る4月8日に、友新若手会の2005年度世話人代表に就任しました近藤です。どうぞ、よろしくお願いします。

今や、友新若手会は、161名(2005年5月13日現在)の会員を擁する団体となりましたが、この若手会という組織の存在理由は何でしょうか。

弁護士の仕事は、激務と言われます。

まず、量的側面から言えば、「1日8時間 週40時間」という労働基準法内の労働で、仕事が賄えている会員は皆無でしょう。もし、1日の平均残業時間が2時間~3時間程度で仕事をこなせているなら、その弁護士は、かなり恵まれた部類に入ると言えるのでないでしょうか。

しかし、量的側面もさることながら、質的側面も重要です。

正確な法的知識や事務処理能力を要求されることはもちろんですが、これに当事者間の感情や人間関係が絡む中で、真の事件解決を目指す必要があります。

友新若手会会員の皆さんも、こうした仕事に、やり甲斐や楽しさを感じつつ、日々直面する課題と悪戦苦闘しているというのが実情でないでしょうか。

そうした会員の皆さんにとって、友新若手会という組織は、何ができるのでしょうか。

それは、皆さんが、前述のような日々の業務を、自信を持って、また安心して行っていける環境をつくることに、少しでも寄与すること、そのためにこそ存在する組織であると言えるのではないでしょうか。

もちろん、若手会の機能とされる、①親睦 ②研修・勉強 ③弁護士会や友新会の運営などに関する情報提供(意見発信)のうち、どの部分に参加していくかは、先の25周年記念誌においても確認されているとおり、個々の会員によって様々であり、それで良いのだと思います。

ですが、親睦の機会に仲良くなったなら、仕事の相談もしやすくなります。弁護士会や友新会のことを一緒に考えたり活動したなら、その過程で、親睦だけでは分からない互いの人となりも知り、より相互理解が深まるでしょう。このように、前述の3つの機能は、相互に密接に関連し相乗効果を発揮して、会員の業務や生活における「豊かさ」を応援できるものとなれば、若手会は成功しているといえます。

その意味で、昨年の25周年記念式典で2004年度世話人会から提案された、次の提言を、今一度かみしめて、2006年3月末までの1年間、気鋭の各期世話人の皆様と協力しあって、微力を尽くしたいと思います。

【提言】

1 ジャンルの如何を問わず、あらゆる若手会員のニーズに応じた活動を行おう。

2 弁護士会や友新会本会に対して、若手会として意見を発信して行こう。

3 仲間意識を大切にしよう。

4 楽しく‘‘YY”とやろう。

5 若手会をいつまでも存続・発展させよう。

前年度のキャッチフレーズ『はばたこう! YY-NETWORK 』に続く今年のキャッチフレーズは、ただ今、検討中です。また、決定しましたらお知らせします。

1年間、どうぞよろしくお願いします。

平成17年5月


以上