幹事長 宮島繁成(45期)
友新会の会員は3月時点で695名となり、ようやく700名の大台が見えてきました。一昨年の120周年から2年。学び遊び支えあう友新会の伝統を本年度も引き継ぎ、精一杯取り組んでいく所存です。
未だ情勢が読めない中ではありますが、社会・経済は新型コロナの影響を受けながらも徐々に回復の兆しを見せ、弁護士の活動も勢いを取り戻しつつあります。
友新会においては、難しい局面の中で果敢にさまざまな課題にチャレンジして多くの成果を上げることができました。
しかし、総会や行事の延期・中止が続き、集まりがweb化していく中、いっしょに学んだり親睦できないなら、なぜ会派が必要なのだろうと疑問を抱く方がいたかもしれません。その一方、そんな時代だからこそ人とつながりたいという気持ちも芽生えてくるはずです。その受け皿になるのはやはり会派であると確信しています。
新型コロナによって組織やコミュニティがどのような影響を受けるのか、我々は十分な予測ができません。しかし、友新会としては、その難しい予測の中で、新しい連帯の形を模索していかなければなりません。新時代を踏まえた友新会と会員のための「新しい地図」を、全会員といっしょに頭を悩ませながら作っていきたいと考えています。
2020年の意見書(友新会に所属していることの意義を高めるための企画・制度の提案)が提案した友新マップ構想はそのひとつです。一人一人の顔が見えるようにネットで情報交換を行い、リアルのやりとりにつなげていく。業務はもちろん人となりまでカバーする。昨年度から組織活性化委員会が精力的に準備を進めており、本年度中に施行する予定です。そのほか、同意見書が提案した親睦や会員サポートの充実にも取り組んでまいります。
会報の電子化も本年度の課題であり、早急に整えるべき「新しい地図」です。いつどのような形で電子媒体に移行するのか、関連委員会と協議しながら進めてまいります。以前から議論されている会費・寄付金等財務の検討にも着手致します。
本年度は友新会が推薦した松岡伸晃会員が副会長として弁護士会の舵取りに加わります。
松岡会員といえば、国際関係においては、友新会はもちろん大阪弁護士会においても傑出した存在であり、卓越した実務能力が高く評価されております。司法修習、財務、綱紀など重要な会務運営を担ってこられ、今後は新総合情報システムの稼動が始まる中で総合法律相談センターを取り仕切るという難しいポジションを担当します。友新会としても、新副会長の活動を支えながら、弁護士会の活動とも連携して、さまざまな課題に取り組んでいく所存です。
幸いなことに、本年度も才能と意欲溢れる5名の副幹事長が執行部の旗の下に集結しました。6名一丸となって取り組んでまいりますので、これまで同様ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
以上