今こそ深めたい-友新の《WA》

幹事長 川村和久

幹事長 川村和久(46期)

今年度友新会幹事長を務めさせていただくこととなりました。よろしくお願いいたします。

■ 今年度活動方針とキャッチフレーズ

美しく輝かしい春の訪れとともに、友新会の新しい1年の活動が始まりました。他方、新型コロナ禍はすでに2年超に渡り、この間友新会における活動も大きな制約を受けて参りました。会員同士がリアルに接する場面が減少し、互いの親睦を図る機会も減少しています。そんな今だからこそ、全ての会員が「友新会に入っていて良かった」と心から思える会派でありたい。そんな思いから、今年度執行部では、今年度のキャッチフレーズを冒頭タイトルのとおりとしました。

ここで、《WA》とは、話・輪・和の3つの意味があります。

話は、会員同士がお互いを理解するための話合いの《話》。輪は、会員同士がコミュニケーションを深めるための各委員会における活動、親睦旅行、若手会、趣味の会、研究会、会員同士の自主的な集まりを含む会派における様々な活動の《輪》。そして、最後の和は、活発な《話》による《輪》の活性化を通じ、「異質なもの同士が調和しながら、新たな価値を創り出す」という意味での《和》を実現してゆきたい-そのような願いを込めました。

「新人を友」とし、新たな出会いを楽しむ、フレンドリーでオープンな伝統を大切にしてきた「友新の《WA》」を今こそ深め、会員同士が親しく繋がり、相互研鑽や親睦を通じて、一人ひとりそれぞれの友新会員の公私にわたる弁護士ライフが、より一層豊かで充実したものとなることを願います。

さて、先日、かねて準備が進められてきた「友新マップ」が公開となり、本格稼働しました。これは会員の専門分野・得意分野を一覧でき、会員間の交流を活性化させることを目的として構想されました。会員の皆様の活発なご利用を期待します。執行部でも制度の周知等広報活動に努めたいと思います。また、会報の電子化も本年度中に実施の予定です。先行している他会派の状況なども参考にしながら、メリット・デメリットも慎重に見極めつつ進めます。さらに、近年議論の対象となっている友新会の財務についても、皆さまのご意見をお伺いしつつ、今年度執行部としても更に検討したいと考えています。

今年度新型コロナに関する見通しは未だ不透明なものがありますが、できれば延期となっていたコンラッドにおける友新総会や親睦旅行、ビアパーティなどの楽しいイベントを、今年度は是非リアルにて実行できればと心から願っています。

友新の《WA》を深めるための様々な活動に、当執行部としても1年間しっかり取り組んで参ります。

■ 弁護士会会務への連携と支援

友新会より推薦した嶋津裕介会員が今年度副会長に就任されました。

嶋津会員は、研修制度の充実化に熱心に取り組んでこられました。また、綱紀委員を歴任した経験などから、弁護士の不祥事問題にも強い関心を有しておられます。副会長として、研修センターのほか、懲戒、綱紀、厚生会員サポートや弁護士不祥事対策、業務引受弁護士を担当されます。

友新会としても、嶋津副会長の担当される重要な会務を支えつつ、弁護士会とも緊密に連携して参ります。

さいごに、本年度も才気と情熱に溢れる5名の副幹事長に就任いただきました。なお、執行部の半数が女性というのは歴代友新会執行部史上初のことです。執行部嘱託弁護士制度も順調に2期目を迎えました。心強い限りです。執行部メンバーの《WA》の力も発揮しながら、一生懸命、かつ楽しく職務に取り組んで参る所存です。会員の皆様におかれては、どうか引き続きご支援、ご協力の程よろしくお願いいたします。

一年間どうぞよろしくお願い申しあげます。

以上