第4回 8月10日から、エコアクション21の運用をスタートします

大阪弁護士会 副会長 藤 木  久

1 エコアクション21の取組みをスタートしました

前回(第3回)のドタバタ役員室レポートでは、6月16日の常議員会において「エコアクション21の導入に取り組むこと」の宣言を決議し、その活動をスタートしたことをご報告しました。

その後、会員弁護士と弁護士会職員の皆さんに対し環境負荷削減のためにどのような施策を実施すべきかのアンケートを実施しました。その結果をもとに、弁護士会各派幹事長、弁護士会の管理職の皆さんなどの意見を伺いながら、8月3日(月)の正副会長会で具体的な施策などを決定し、8月10日(月)からエコアクション21の運用をスタートさせる予定です。そして、具体的運用の中で再チェックをしながら施策を精錬し、9月28日に開催予定の臨時総会において、エコアクション21の基本方針となる環境方針と基本計画を議案として上程して、皆さんのご判断を仰ぐ予定です。


2 具体的な施策

さて、具体的にどんなことをするのかが、最も気になるところですが、現在のところ、次の施策を検討しています。まだ検討中ですので、下記の中から除外したり、新しい施策が追加されたりしますが、それでも一応のイメージをつかんで頂けると思います。皆さんはいかがお感じでしょうか。

エコアクション21が定着できるかどうかの最も重要な点は、私たちの意識、意欲、覚悟です。エコアクション21は決して過酷なハードルを設定することはありませんが、それでも、快適さの少しの犠牲、少しの不便は甘受していく必要があります。今、社会全体が従来の生活スタイルを少しずつ変えていこうとしています。私たち弁護士も社会の一員として環境負荷の削減に取り組まなければなりません。皆さんのご協力を心からお願い致します。


(1) CO2削減
  1. 「上1階、下2階はできるだけ階段を利用してください」
    「特にレターケースなど地下1階へは階段を利用してください」。
  2. 1・2階エスカレータの稼働を講演会などの開始と終了時に限定する。
  3. 14階のカーテンは夏には降ろす、冬には上げる。
  4. 1階ロビーのビデオを、相談課のテレビで放映。
  5. ノー残業デーの遵守を励行。
  6. 会館の室温設定(例:裁判所は夏28度、冬20度)~27度を目安にする案が有力。
(2) 紙の削減
  1. 会合の招集通知をできるだけメールに置き換える。
  2. 両面コピー、2アップコピーを励行。
  3. トイレのペーパータオルの廃止。
  4. 委員会配布用資料の準備数を減少→必要があれば追加CP。
  5. コピー枚数を月単位で集計し、コピーの近くに掲示。
  6. 配布物の性質に応じ、全員配布から希望者配布への移行を検討。
  7. 研修、委員会などの会員からの出欠回答は、メールを利用するように告知。
  8. 講演会、シンポなどの市民からの出欠回答はメールによる(HPの工夫)。
  9. 昼食時の照明OFF。
  10. ファイルなど、備品の再利用を励行。
(3) 排水量の削減
  1. トイレの二度流しを控える。
(4) 教育・取組姿勢
  1. エコ教育の実施→職員・会員・事務員。
  2. 館内放送「階段の利用、室温、カーテンなど」。
  3. 館内放送「本日はノー残業ディーです。職員は定時に職務を終了し、会員弁護士は委員会などでの残業を命じないようにして下さい。」。

以上