第12回 本当に有難うございました

大阪弁護士会 副会長 藤 木  久

忙しかった、慌ただしかった1年でしたが、今ようやく終わろうとしています。この間、友新会の皆様には本当にお世話になり有難うございました。とりわけ、今川幹事長をはじめとした執行部の皆様には、日弁連や大弁など各種行事の参加要請などのご無理を快くご処理下さり、感謝の言葉もありません。

任期中、多くの方から、「毎日、どんな生活なのか?」をよく質問されました。確かに、わかったようで、わからないのが副会長の執務です。その一端をご報告する趣旨で、私が予想外だったことを以下にご報告いたします。なお、任期中に私が担当した仕事については友新ニュースや大阪弁護士会月報の退任挨拶でも触れましたので、お目通しくださいますと幸甚です。

【予想外だったこと】

  1. 大阪府、大阪市を初めとする地方自治体からの業務委託、自治体との連携企画(法律相談、弁護士紹介など)が多かったこと。
  2. 知的財産委員会の毎回の出席者が多いこと。おそらく当会で一番多い。
  3. 委員会の開催時刻が比較的定時になりつつあること。
  4. 近弁連理事会がそこそこ活発だったこと。
  5. 研修ラッシュで研修可能な部屋を予約するのが難しくなっていること。
  6. 役員室に秘書がいたこと(正副会長8名に対し2名)。随分助かりました。
  7. 当会の職員中に鬱病によって休職や就労制限をしている者が多いこと。原因を検討する必要がありそうです。
  8. 職員の能力差が大きいこと。
  9. 職員の組織的な研修がなされていないこと。
  10. 土曜日の会館利用が多いこと。職員も少なく防災や警備上大きなリスクを抱えています。
  11. 会務に伴いさまざまなリスクが伏在していること。
  12. エコアクションが何とか根付きつつあること。これまでの活動をもとに、エコアクションの認証団体としての登録申請をしています。5月頃には認証される見込みです。
  13. 案外、エコアクションのことを知っている会員がいたこと。
  14. 3月は勿論、3月末になっても継続案件や新件で忙しかったこと。

次から次と新しい課題が出てきましたが、そうそううまくはいかないものの、何とか解決していくものだとも思いました。しっかり手順を練ること、具体的に考えること、労を惜しまないこと、そのうえでならあまり悩んでも仕方がないと思いました。

会務に急き立てられる毎日でしたが、充実したときでもありました。多くの方と知り合えたこと、より深くつきあえたことは何よりの喜びでした。貴重な機会を与えてくださった友新会の皆様に心から御礼を申し上げ、私の退任のご挨拶とさせて頂きます。本当に有難うございました。

以上