第10回 新年おめでとうございます

大阪弁護士会 副会長 藤 木  久

皆さん、明けましておめでとうございます。

自宅でゆっくり寝正月の人、海外・国内の旅行を楽しまれた方、そして、期限の迫った仕事に追いかけられている人、様々なお正月のことと思います。

私は、いよいよ任期が後3ヶ月になりましたので、バタバタが一層、バタバタになっています。12月になる頃から、いろんな方に、「もう少しですね、もうすぐ終わりですね」と声をかけて頂くようになりましたが、年度末を控え、担当案件が山積していますので、私自身はとても「もう少し」などと考える気持ちの余裕がありません。

ちなみに、私の仕事のうち、常議員会などの定例的なものと、委員会が主導で動いているものを除きますと、以下の案件が残っています。この他に委員会で検討を頂いている案件もあります。本当に年度内に片づくのでしょうか。不安になってきました。そんなことで、お正月も、「リスク管理マニュアル」の起案ばかりしていましたが、さてどうなりますやら。ドタバタで明けた新年ですが、残る3ヶ月間、一生懸命頑張りますので、何とぞ、ご指導をお願い申し上げます。

【私の担当案件です。委員会関係を除く】

  1. 本年3月9日開催予定の臨時総会の準備(近年になく多数の議案が上程される予定です)
  2. リスク管理マニュアルの策定(当会には多くのリスクが伏在しています。情報の漏洩、不審者の進入、火災などの災害対策、コンピュータシステムのダウンなどなどです。リスク管理は当会の大きな課題として継続的に対処していかなければなりませんが、今年は最初の一歩を踏み出したいと考えています)
  3. エコアクション21の認証取得(昨年8月からスタートしたエコアクション21。昨年8月から11月までの運用実績では紙使用量、消費電気量などの削減に大きな効果を挙げました。この成果をもとに、昨年12月下旬にエコアクション21の認証申請をしました。これが認められると当会もエコアクション21の認証団体となります。認証は本年4月頃になるのではないかと考えています)
  4. 新規登録弁護士会費検討プロジェクトチームの運営(昨年12月にPTを設置し、新人弁護士の会費の在り方(減額の当否)を諮問しました。本年3月末までに答申がなされます)
  5. 今年は常議員に3回にわたって会則161条の運営準則の在り方について諮問しました。1回目:傷病などの執務不能者に対する会費免除の要件整備、日弁連客員研究員留学制度による留学期間中の会費減額(答申済み)、2回目:育児休業期間における会費の減免(答申未了)、3回目:組織内弁護士と海外留学中における会費の在り方(答申未了)。これらの答申が出ましたら、それを基本にしながら運営準則の改正案を常議員会に上程いたします。
  6. 会内印刷物の印刷部数・配布方法のガイドライン策定(理事者では、当会の冊子物の配布方法を、全会員のレターケース投函から希望者への配布に切り替えたいと考えています。これにつき1月末を期限として当会の委員会・プロジェクトチームなどに意見照会をしています。その結果をもとに常議員会で協議し最終案を集約する予定です)
  7. 土曜日・平日夜間の会館警備体制の拡充(土曜日、平日夜間に当会では大規模な集会がなされます。そのため、不審者対策、火災時の避難体制などの大きな問題を抱えていますので、現状の警備体制の強化を検討しています)
  8. 第三者委員会・委員推薦事業の立ち上げ(第三者委員会については第9回のドタバタ役員レポートをご覧下さい。企業などが設置する第三者委員会の委員を当会が推薦する事業です。推薦名簿の策定、名簿登録要件としての研修の実施、対外広報などを行ったうえで3月の事業開始を予定しています)
  9. 大阪弁護士会市民会議・委員候補者の選任(当会では平成18年に市民会議を設置し、大阪の社会各層の市民の方々から当会への意見や助言を頂戴しています。現在9名の委員おられますが、そのうち7名の任期が今年の2月末までですので、昨年夏から候補者の調整をすすめています。最終的には常議員会で決議して決定されますが、その候補の方を選定しご内諾を得る作業をしています)
  10. 弁護士任官希望者の調整(常勤裁判官と非常勤裁判官があります。今年の常勤裁判官の募集は終了しましたが、本年10月採用の非常勤裁判官希望者を調整しています。2月中には決定しなければなりませんが、ほぼ目処が立ってきたように思います)
  11. 関経連との共催講演会(今年から当会と関経連の共催で関経連会員企業への講演会をスタートさせました。本年1月26日午後2時に当会館にて開催)

以上