第7回 他会との交流会でバタバタです

大阪弁護士会 副会長 藤 木  久

大阪弁護士会は、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会、愛知県弁護士会、広島県弁護士会、福岡県弁護士会、そして、ソウル弁護士会と毎年交流会を開催しています。夏から秋にかけて開催します。今年は、東京とは8月8・9日に軽井沢、第一東京とは9月12・13日に静岡県掛川、第二東京と愛知県とは9月26・27日に愛知県犬山市で開催されました。福岡県と広島県とは10月11・12日に博多で開催の予定です。ソウル弁護士会とは日程調整中のため現段階では未定です。

毎年、担当を交代し、担当会が開催地などを決定します。初日の午後に各会から提案があったテーマについて会議をし、その後懇親会、2日目はゴルフです。

会議はあまり時間がなく深い論点までは議論できませんが、それでも、大阪弁護士会の目線で他会を考えていると随分と事情が異なることに驚かされます。たとえば、東京三会の会員数は、東弁が大阪の約2倍弱、一弁と二弁は大阪とほぼ同じですが、委員会、会派の活動は大阪が圧倒的に活発ですし、会派の組織率や会派の弁護士会における役割なども大きく異なるようです。原因は様々ですが、弁護士会活動に関心が薄い事務所が増えてきたこと、勤務弁護士が多く弁護士会活動に時間を割きにくいこと、法律事務所が会館から離れた地域に広範囲に点在しており会員が気軽に会館まで出向きにくいこと、会館が狭く使いにくいことなどが影響しているように感じました。

それでも、各会とも固有の問題に対し懸命の対処をされており、当会の会務運営にも示唆深いものが多数ありました。広報室、役員報酬制度、研修のE-ラーニング制度、公益活動の義務化、職員給与などなどです。

交流会の本番は懇親会です。午後6時から開始し、二次会を入れると午後10時から11時頃まで続きます。初対面ですが、弁護士会の理事者として同じ問題、同じ悩みを共有していることの連帯感からでしょうか、すぐに和気藹々とした和やかな会合になってしまいます。

この原稿は9月末に書いていますので、福岡県・広島県との交流会はまだ開催されていません。福岡・広島も個性溢れる面々が、特徴のある活動をされていることでしょうし、久しく博多へも行っていませんので、知らない街を歩くのも楽しみです。

他会との交流会は理事職が終了した後も、1年に1回程度の割合で続いていくようですが、案外、こんなことが、日弁連の全国的な一体感の維持に役立っているのではないではないでしょうか。

以上