第10回 大阪拘置所が建て替えられます

大阪弁護士会 副会長 藤原 誠

[ニュース]

(拘置所の建替え)

先日、法務省の平成21年度概算要求の重点事項が明らかになり、大阪拘置所の建替えが取り上げられました。その概略を述べます。

現在の大阪拘置所は、敷地面積約69,000㎡(庁舎約50,000㎡、宿舎約19,000㎡)、建物延面積約57,000㎡(庁舎約43,000㎡、宿舎約14,000㎡)で、建築年次は古い棟で昭和38年です。

全国第2位の規模を有する大規模拘置所で収容定員は2,120人(未決1,426人、既決694人)です。平成20年9月10日現在の収容人員は1,833人(未決1234人、既決599日)です。収容率は86.5%です。職員定員は約470人で宿舎戸数は228戸です。しかし、建築後約50年を経過しており、鉄格子に相当するブロックの崩落や庁舎廊下の天井崩落が起きています。また単独室が不足しており、共同室が全体の8割弱となっています。これは「拘置所の収容者は原則単独室とする」とした2007年施行の刑事施設・受刑者処遇法に反していることになります。

建替えについては従来から様々な議論がありました。舞洲に移転するなどの計画もありました。しかし、適当な代替地がなく、現在の場所で建替えることになりました。

計画では、2009年度から10年かけて拘置所内の8棟を順次建替えて行きます。総工費は500億円で、初年度予算として来年度概算要求で50億円を求めるとのことです。建替えによって、ほぼ全員が単独室に収容することが可能となります。立替後の収容定員は2,500人(未決1,800人、既決700人)で、職員定員は約600人、宿舎戸数約370戸となります。

現在地で拘置所が建替えられることによって、郊外に建替えられるよりも我々は時間的には相当な節約になります。

[今日この頃]

―お茶―

副会長就任前に秘書課から、お茶は何を飲むのかについて問い合わせがありました。昼食後や、副会長会、正副会長会にそれぞれお茶を出してもらえるとのことでした。お茶の種類-コーヒー、紅茶、緑茶など-と、お茶に入れるもの-砂糖、ミルクなど-を答えるようにとのことでした。

台所にある食器棚には、平成14年度の佐伯執行部からの歴代の執行部のお茶のデーターが付箋に書かれて貼り付けられています。コーヒーの方がほとんどで、たまに紅茶の方がいます。またコーヒーを飲まれる方の多くがブラックかフレッシュだけです。

今年度の執行部では、ほとんどの方がコーヒーで、紅茶は私だけです。何と緑茶の方が二人もいます。

秘書の方が飲み物を入れて下さるのですが、デミタスカップですので、すぐになくなってしまいます。そのため私はマグカップを持ち込んで、紅茶を自分で入れて飲んでいます。上野会長も最近マグカップを持ち込まれました。私と違うのは、私のマグカップは私の事務所の事務員さんのサイパン旅行のお土産ですが、会長のマグカップはロイヤルコペンハーゲンです。さすがですね。

以上