第21回 人権基金

大阪弁護士会 副会長 藤原 誠

[ニュース]

(本人通知制度<)

新聞記事でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、来年度から、大阪府内の5~10の自治体で、戸籍謄本や住民票の不正入手を防ぐために、本人以外からの請求があった場合に通知する制度を開始する見込みです。

この制度の対象となるのは、戸籍謄本や住民票の写しです。通知を希望する人は市町村に事前に登録をしておきます。本人通知の対象となる交付請求者の範囲は、本人等請求者、公用請求を除く全てです。そのため、委任状を持ってきた代理人のほか、職務上請求である弁護士、司法書士などの第三者からの請求も通知されます。通知方法や手数料については検討中とのことです。

職務上請求は、仮差押・仮処分などの保全処分で密行性を要する手続に影響しないか懸念されています。

大阪狭山市は6月から開始する予定であり、日弁連も注目をしています。今後は大阪府や実施する市町村との協議を行わなければならないと考えています。

[今日この頃]

-退任に向けてのスケジュール-

3月10日過ぎに秘書から「ご予定おきください。退任に向けてのスケジュール」と記載された書面が正副会長に配布されました。この書面を見ますと、いよいよ任期も終わりに近づいてきたなあと感じました。

書面には、31日の関連団体への退任挨拶回りのスケジュールが記載されています。裁判所、家庭裁判所、検察庁に退任のご挨拶に参ります。

さらに、荷物整理関係の事柄も記載されています。不要となった書類は、配布されたダンボール箱に入れるように指示されています。期限は3月27日(金)までです。28日には職員が倉庫に運んでもらえるそうです。そのため、ダンボール一杯に詰めずに、4分の3程度にしておかなければなりません。

また廃棄せずに手元に置いておきたい書類については、事務所に持っていくことになりますが、3月31日午後3時30分までに出せば、宅急便で事務所に送ってもらえます。

どれくらいの作業量になるのかわかりませんが、秘書の話によると、事務所の職員を呼んで片付けてもらっている副会長も以前にはいらっしゃったとのことです。

さらに、次年度の理事者のために、デスクトップコンピューターのパスワードなどを変更する必要があります。そのため3月31日の正午以降は使えなくなります。挨拶回りに出かけますので、使うことはないと思いますが、少し困りました。自分のノートパソコンは使うことができるので何とかなりそうです。

この原稿を書いている時点では全く上記の作業をしていませんので、明日から早速作業にかからないと間に合わないかもしれません。最後に体力勝負の仕事が残っていました。頑張ります。

1年間、このコラムを担当させていただきありがとうございました。ニュースの「ネタ」を探すために、種々の資料を読みました。お陰で、いろいろな議論にスムーズに参加できました。

1年間無事に会務を務められましたのも、友新会会員の皆様のご支援の賜物です。本当にありがとうございました。

以上