第16回 新人独立弁護士の支援

大阪弁護士会 副会長 藤原 誠

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

[ニュース]

(新人独立弁護士の支援)

今年度の理事者は、ソク独弁護士(弁護士登録するのと同時に独立開業する会員)などを支援するための方策を検討するために、平成20年6月16日に「新人独立弁護士支援検討プロジェクトチーム」(以下、PTという)を設置しました。

PTには4つの部会が設けられました。第1部会は、独立時の資金及び物的設備に対する支援、第2部会は業務開拓支援(法律相談、国選弁護受任問題)、第3部会は仕事の事務処理支援(事務手続きを含む)、第4部会はその他OJT支援をそれぞれ検討してもらいました。入会時の負担については、財務委員会でも検討してもらい、その結果、司法修習生の修習を終了後直ちに入会する弁護士である会員が納付すべき会館負担金会費の延納又は分割払いの運用について、新たな検討がされました。これまでは、入会時に40万円を一括納付するか、①入会時に20万円、その半年後までに20万円の分割納付だけでしたが、②新たに入会日の1年後から4年後まで毎年10万円の分割納付を認める方向です。そのため、現行61期及び新61期の司法修習生の修習を終了後直ちに入会する弁護士である会員であって、会館負担金会費40万円の分納をしている者が②の申請をした場合には、平成23年の各入会日にあたる月の月末までに10万円、平成24年の各入会日にあたる月の月末までに10万円を納付することを認める方向です。財務委員会では平成20年12月18日付けでこれらに関する運用準則が決議されました。

これ以外にも弁護士会が、会員に対し、新人独立弁護士の養成を無償で委託し、委託を受けた会員は、6カ月の間、新人独立弁護士に対し、弁護実務技術・弁護士倫理・事務所経営等について指導を行うスキームも検討しています。

大阪弁護士会は新人弁護士に優しい弁護士会であることを目指して活動して行く方針です。

[今日この頃]

-在席の表示-

役員秘書のカウンターには、正副会長と事務局長の在席状況を示す機械が置かれています。各人別にボタンが設けられており、在席は緑が、会議中は赤が、外出中は黄色が点灯します。一度も来会していない場合や弁護士会館から退出した場合は点灯しないようにしています。そしてこの機械が端末となっており、各階の壁面で職員が見やすい場所に、端末の状態をそのまま表示する機械が設置されています。したがって、私に用事のある職員は、この機械で緑が点灯していることを確認して相談に来ることになります。

端末の操作は、基本的にはここを通過する際に自分で操作する決まりとなっていますが、よく忘れます。そのため、役員秘書が気付けば操作してもらっています。

あまりに離席が多いと、職員もわかってきます。黄色が点灯しており、緑が点灯する割合が少ないことから判断できます。

私は、できるだけボタンを操作するようにしていますが、もう一つ心がけていることは、用事があれば、できるだけ職員のいる職場に出かけていくようにしています。そうすることでその職場の雰囲気や仕事振りを把握することができます。また用事のある職員以外の職員とも話すことができ、コミュニケーションを図ることができます。

あと3カ月となりましたが、職員の方々と力を合わせて頑張りますので、よろしくお願いします。

以上