第24弾!! 弁護士へのアクセスの改善をめざして

大阪弁護士会副会長 今川 忠(34期)

当会は、弁護士へのアクセスの改善をめざして色々な取組みをしていますので、この一例をご紹介します。

当会は、法的問題を抱えた人や企業であれば、何時でもどこでも身近で、当会の弁護士に相談できる体制をめざしています。ここでは、その一例として、本年度既に実施してきたもの、また、今後、実施を検討しているものについて説明します。


1 すでに実施してきたもの

【家事当番弁護士制度の実施】

家事当番制度とは、家庭裁判所で取り扱う相続や離婚等の家事事件について、その当事者となった人が気軽に弁護士に相談できるための制度です。初回の相談料は無料です。相談できる弁護士の知り合いのいない人は、積極的に、この制度を利用していただければと思います。

連絡先は、家事法律相談センター(06-6944-7550)か当会の会館(06-6364-5021)となっておりますので、ご連絡下さい。

【クレ・サラ相談の実施】

クレ・サラに関する法律相談の相談料は昨年度から無料ですが、本年度は、相談枠を増やすために、本年9月から当会の会館で日曜相談を実施しています。勤務等の事情で相談できない人もこの日曜相談をご利用ください。

まずは、当会の会館(06-6364-1248)まで電話で予約してください。

また、大阪府下の地方自治体を全て回り、当会のクレ・サラ相談体制の説明をし、当会のパンフレットを置いてもらとともに、現に多重債務問題で悩んでいる人がおられれば、当会に紹介していただくようお願いしております。


2 今後の実施の検討

【相談チャンネルの拡大】

当会では、当会の会館や上記家事法律相談センター以外にも3箇所に法律相談センターを持っています。なんば法律相談センター(06-6645-1273)、堺法律相談センター(072-223-2903)、岸和田法律相談センター(072-433-9391)です。

これら以外に、相談場所を設置することを検討しています。たとえば、大阪の北部地域での設置、又は梅田の駅中の設置などです。

これはまだ検討段階ですので、どうなるかは分かりません。

【遺言・相続センターの設置】

我が国は高齢化社会に突入しています。今後は、遺言や相続に関する法的相談が今以 上に増加することが考えられます。

当会は、このような状況に適切に対応するために、「遺言・相談センター」の設置を検討しています。つまり、本年9月25日から「遺言・相談センター設置準備会」を設け、遺言や相続の法律相談に対して適切に対応できるセンターの設置について、具体的な準備を進めています。

これは、2008年4月1日からの実施を予定しています。

以上