第25弾!! 毛利甚八氏原作の「裁判員マンガ」PART2が発刊されました

大阪弁護士会副会長 今川 忠(34期)

1 2009年から裁判員裁判制度が始まります。

この裁判員裁判制度について、マンガで分かりやすく開設した「裁判員マンガ」の第2弾が日弁連から発刊されました。値段は100円です。全国の書店で購入できますので、是非購入して読んでみてください。

また、日弁連(広報・出版物の案内)からも購入できます。


2 第2弾では、下記のように裁判員裁判制度の手続の流れを分かり易く説明しています。

刑事裁判で、特に重要なことは、無罪推定の原則です。無罪推定の原則とは、有罪とするには、裁判員の方々の常識に従って判断し、被告人が罪を犯したことは「間違いない」と確信できることが必要であり、有罪とすることについて疑問があるときは、無罪としなければならないという原則です。

この裁判員マンガを読んで、この原則を理解していただければと思います。



裁判員候補者名簿に登載―毎年末頃、名簿にのった方に裁判所から通知が来る。
呼び出し通知―具体的な事件について、裁判員候補者になったことと、選任手続の日程の通知が来る。
裁判所における裁判員選任手続期日―裁判長から簡単な質問があり、その事件を担当する裁判員がくじで選ばれる。
刑事裁判での審理
 
冒頭手続―被告人の名前などを確認してから、検察官が起訴状を読み、被告人や弁護人に意見を聞く手続。
証拠調べ手続―犯罪を犯した事実があったかどうかを判断する材料になる証人や書類などの証拠を調べる手続。
弁論手続―全ての審理の結果に基づいて、検察官と弁護人が最終的な主張を述べる手続。
評議―裁判員が裁判官とともに有罪・無罪と量刑を決める。
判決

以上