2013.12.12 UP
ホットコーヒーが美味しくなる季節到来!ということで、ホームページ委員会は、11月12日、福島区にある「CAFE BAHNHOF」福島本店を貸切にして、『焙煎珈琲教室』を開催しました。
会場のCAFE BAHNHOF福島本店
店内の様子
(1)スペシャルティコーヒーとケーキのマリアージュ
スペシャルティコーヒーと自家製ケーキ
中村誉彦委員長の開会のあいさつに続き、まずは、自家製ケーキと一緒にスペシャルティコーヒーをいただきました。出していただいたコーヒーは「パナマ・ドンパチ・ゲイシャ・ナチュラル」という銘柄で、なんと100g 6,000円とのこと!!どうりで美味しいはずです。
安部オーナー
また、CAFE BAHNHOFの安部オーナーから、この10年間で日本のコーヒー市場が激変していることや、スペシャルティコーヒーとは、実際のテイスティングで認定される品質管理の徹底されたコーヒーのことで、流通量の僅か数%しかないことなど、コーヒーのお話をいろいろ教えていただきました。
(2)コーヒー豆の焙煎・選別の見学
続いて、コーヒー豆の焙煎と選別作業を見学しました。お店には焙煎機があり、実際に焙煎しているところを見せていただきました。焙煎中はいい香りが店内いっぱいに広がっていましたが、焙煎機から豆を出した瞬間の香りは格別でした。この香りを皆様にお届けできないのが残念です。
焙煎の見学
焙煎したての豆
生豆の選別作業
また、このお店では、生豆の状態で仕入れたコーヒー豆から、状態の悪い豆を一つ一つ手作業で取り除き、これを焙煎した後に、再び、豆を一つ一つ確認して選別する、という大変な作業を毎日しているそうです。これからは、コーヒーを飲むたびに、このようなお店の方々の努力を思い出すことでしょう。
中煎りと深煎りの飲み比べ
(3)飲み比べ
次に、「ブラジル」という同一品種の豆で、「中煎り」で焙煎したものと「深煎り」で焙煎したものとを、飲み比べをしました。「全然味が違う!」「焙煎度合だけでこんなに味が変わるのか!!」と、参加者から驚きの声があがりました。
なかなかできない貴重な体験でした。
(4)抽出体験
こうなれば成功!
最後に、ペーパードリップ式の抽出方法を教わり、いよいよ実践です。抽出のポイントは、(1)新鮮なコーヒー豆(焙煎したて・挽きたて)を使うこと、(2)豆を計量して一定量を使うこと、(3)適温(82~83℃)のお湯を使うこと、(4)なるべく細く均一な湯量で中心付近に注いで十分に蒸らし、堅牢な濾過槽をつくること(ぷっくりとドーム状になれば成功!)、(5)濾過槽から溢れないように湯を注ぎながら、スピーディーに行うこと、だそうです。
真剣です
参加者一人一人が、SCAJコーヒーマイスターなどの有資格者から直接指導を受けながら、コーヒーをいれました。注ぐお湯の量を調整するのがなかなか難しかったですが、参加者は、みなさん、お店から合格点をいただけたようです。
お互い味を確認!
その後、参加者が淹れたコーヒーを全員で飲み比べました。「同じ豆を使っているのに淹れ方でこんなに味が変わるのか!」と、再び参加者から驚きの声があがりました。ただ、「やはりお店の方が淹れたコーヒーが一番美味しい」ということも思い知りました。
自家焙煎珈琲
コーヒー初心者も、ただのコーヒー好きも、そして、コーヒーこだわり派の方も、みなさん大満足の内容だったのではないでしょうか。教室終了後は、スタッフに質問をしたり、それぞれ気になるコーヒー豆を購入したりした後、解散となりました。
CAFE BAHNHOFの皆様、ありがとうございました。
以上