2016.08.30 UP

H28 年度友新会旅行~青森~(H28.7.1~7.3)

1日目

今年の友新旅行では青森に行ってきました。最初は、青森といってもマグロとりんごぐらいしか思いつくものはなく、観光地はどこがあるのだろうといった程度の知識でしたが、今回友新旅行で実際に行ってみて青森の素晴らしさを認識しました。そんな青森での友新旅行についてご報告します。

青森空港に降りたってすぐ向かったのは三内丸山遺跡です。三内丸山遺跡は、縄文時代の遺跡としては最大規模の遺跡で、遺跡内には竪穴式住居や巨大な六本柱建物が復元されていました。教科書で習うような遺跡を実際目にして、改めて縄文人の技術のすごさを実感しました。

【縦穴式住居】
【縦穴式住居】
【六本柱建物】
【六本柱建物】

次に向かったのは、十和田湖と奥入瀬渓流です。船で十和田湖を遊覧した後、奥入瀬渓流の散策をして、その雄大な風景と豊かな自然を満喫しました。同期の中には満喫し過ぎて川に入る人もいました。それはともかく、奥入瀬渓流の滝はとてもきれいで、紅葉や雪景色の季節に行っても全く違った景色を楽しめるのではないかと思います。

【十和田湖】
【十和田湖】
【奥入瀬渓流】
【奥入瀬渓流】

その後はホテルで夕食です。テーブル対抗クイズ大会などのおかげもあり、同期や先輩方との交流を深めることができました。

【新人紹介】
【新人紹介】
【宴会の様子】
【宴会の様子】

【商品ゲット】
【商品ゲット】

2日目

【基本コース】

この日は、十和田市現代美術館からさくらんぼ狩り、蕪島、是川縄文館に八戸酒類八鶴工場と盛りだくさんでした。是川縄文館では、著名な合掌土偶をはじめとした、まさに人間の文化の発端を見ることができました。一方で、近代から現代まで受け継がれる手法を採用した八戸酒類八鶴工場や、一度は途絶えた文化を再生させた立佞武多の館では、人間の文化の発展を肌で感じることができました。特に立佞武多は圧巻で、特殊な技術を学んだわけではない方々が再生させた文化であると伺い、非常に感銘を受けました。

一番印象に残っているのは蕪島です。蕪島はウミドリの繁殖地として有名で、想像をはるかに超えるウミドリがいました。襲われたり糞を落とされたりするのではないかと怯えながら観光したのを覚えています。

【美味しかったです】
【美味しかったです】
【上空からの糞に備えて傘を差しています】
【上空からの糞に備えて
傘を差しています】

夕方には青森の地酒「八鶴」の工場に行き、日本酒の生産過程を聞いたり、色々な日本酒の飲み比べをするなどして大いに楽しみました。杜氏の方が全くお酒を飲めないという話をされていたのには驚きました。

【下北半島コース】

仏が浦の奇岩群に行きました。港を出発して30分弱、目の前に巨大な奇岩群が現れました。仏宇陀(ほとけうた、ほとけうだ)とも呼ばれるそうで、宇陀という言葉は、古くアイヌの言葉で「砂」を意味したそうです。奇岩群なのに不思議です。奇岩群は誠に壮大で、中には30メートルを超すものもありました。圧倒的な大きさ、数に、私は唖然とするほかありませんでした。また、ここには、こののち訪れる、恐山の奥の院があり、仏像は祭りの日にしか見ることができないそうです。奥の院は、海難で亡くなった方々を供養するところだそうです。

【仏ヶ浦海岸】
【仏ヶ浦海岸】
【大間のマグロ】
【大間のマグロ】
【ウニ】
【ウニ】

最終日は、津軽三味線会館に太宰治の生家「斜陽館」、そして立佞武多(たちねぶた)の館という所に行きました。津軽三味線会館では初の津軽三味線の生演奏を聞き、立佞武多の館では去年使われたねぶたを見ることができました。ねぶたは、そこにあるだけで迫力満点で、祭りの時にはこのねぶたが町中を駆け巡るのだなあと想像しながら見ていました。次は是非ねぶた祭りの時期に青森を訪れたいです。

【ねぶた】
【ねぶた】
【太宰治の生家「斜陽館」】
【太宰治の生家「斜陽館」】

【ゴルフコース】

ゴルフプランは2日目に2名1組、3日目に6名2組で夏泊ゴルフリンクスに行って参りました。夏泊ゴルフリンクスは青森湾と陸奥湾のちょうど真ん中あたりにある夏泊半島の先端に位置しており、3方を海に囲まれた非常に美しい本格的なリンクスコースです。私がラウンドした3日目は、風はビュービュー吹き荒れ、ラフは腰の高さほど深く、キャディーさんは津軽弁がきつくて半分くらい話していることが聞き取れないという、私のゴルフ経験上もっともタフなコンディションの中のラウンドでした。特に600ヤード越えの名物ロングホールでは、立っているのがやっとなほどの向かい風が吹き、キャディーさんから残り200ヤードほどを5番手上げて打って下さいと言われ絶望したことを覚えています。

【夏泊ゴルフリンクス】
【夏泊ゴルフリンクス】

【白神山地トレッキングコース】

前半は、ブナの木が無数に生い茂る白神山地の中でも最も大きなブナの木である「マザーツリー」を見学しに行きました。マザーツリーは、胸高148cm、胸高幹回り465cm、樹高30m、樹齢400年(以上、全て平成10年時点の数値)であり、一本の樹としては極めて壮観なものでした。マザーツリーはその高齢、巨大さ故に白神山地で最も有名となった木ですが、現在のマザーツリーには樹の皮が浮いてくる等の症状が出ており、マザーツリー自身も弱ってきているため、白神山地のガイドによればあと数年の命とのことでした。そのため、今回の友新旅行においてマザーツリーを目にできたことはとても幸運なことでした。

後半は、白神山地内の散策を楽しみました。山の中に各所ビューポイントが存在し、そこから白神山地の絶景を楽しむことができ、リフレッシュすることができました。全体的に大満足の白神山地散策でしたが、名所である「暗門の滝歩道」が今回の友新旅行直前の落石事故により閉鎖となってしまい、「暗門の滝歩道」を訪れることができなかったことだけが心残りです。個人的にでも再訪し、次こそは「暗門の滝歩道」を散策したいと思います。


執筆者 井上照久(68期)、丹羽一裕(61期)、篠田陽哉(68期)、得能吉裕(66期)、宮本暁(68期)、中嶋俊太郎(63期)


以上