2015.10.29 UP

シンポジウム「社外役員等への道」を開催

10月7日、シンポジウム「社外役員等への道」を開催しました。パネリストとして片山登志子会員(40期。日本ハム株式会社〔東証1部〕社外取締役)、山口利昭会員(42期。株式会社ニッセンホールディングズ〔東証1部〕社外取締役〔取締役会議長〕ほか)、渋谷元宏会員(52期。株式会社フレンドリー〔東証2部〕社外監査役)にご登場いただきました。26名の参加がありました。厚く御礼申し上げます。

冒頭、尾川雅清幹事長のご挨拶を川添圭副幹事長の代読でいただいた後、当委員会、川上確副委員長(55期)の司会でディスカッションを開始しました。社外役員に就任された経緯から、就任まで準備すべき点、留意点、取締役会に際しての準備、会議その他の場面で実際に果たされている役割について、実務的な悩みなども交えながら、お話しいただきました。

お三方に共通するのは、社外役員等になるべきなのは、何も企業法務中心で仕事をしてきた弁護士とは限らない、通常の訴訟や交渉などの経験を積み、利害が対立する中でバランスよく解決に導いていける弁護士こそが、社外役員として力を発揮すべきである、というメッセージでした。

そのメッセージは、私たちを勇気づけ、そして弁護士としてのアイデンティティさえ呼び起されるものでした。「複数の社外取締役が選任されるべきとき、一人が経営者であったとしても、二人目はやはり弁護士であるべきだ」との山口会員のご発言もありました。今回のシンポジウムが、多くの友新会員にとって、社外役員等として活躍されるチャンスが増えていく契機になればと願っています。

シンポジウム「社外役員等への道」 フォトアルバム

以上