2016.02.12 UP

「第4回 今こそ聞きたい実務研究会」が開催されました

中村紘子(63期)

「第4回今こそ聞きたい実務研究会」が、平成28年1月28日午後6時30分から、弁護士会館1203号室で開催されました。

今回は他会派の先生も含め、52名の先生方から参加のお申し込みをいただきました。

テーマは「労災事件の実務処理~労災申請及び損害賠償請求~」でした。これまで過労死や過労死自殺案件など労災事件でご活躍されてこられた小山優子会員が講師を担当されました。

まず始めに、尾川雅清幹事長から開会のご挨拶をいただき、その後講義が始まりました。

小山会員からは、労災補償の義務、労災認定の要件、民事賠償と労災保険給付との調整など、たくさんの資料と共に、基礎から詳しく解説いただきました。

また、小山会員が代理人をされた具体的な事件を基に、証拠収集から、労災申請、損害賠償請求訴訟までの一連の手続の流れを説明いただき、労災事件の全体像をよく理解することができました。

小山会員が労災事件を扱う中で、苦労された点や工夫された点についても説明いただき、まさに友新会研究委員会の実務研究会にふさわしい、非常に有益な講義でした。

2時間近くに及ぶ充実の講義の後、荒川雄次研究委員会委員長の閉会の挨拶で終了となりました。

研究会後は、会場近くのお店で小山会員を囲んでの懇親会が開催され、みんなで歓談のひとときを楽しみました。

以上